
朝の光が窓から差し込み、ほこりの粒子が浮かぶのを見ていた。その瞬間、ふと気づいた。
いつも急いでいた朝の時間。今日は5分早く起きただけで、世界が違って見える。
コーヒーを一口飲み、その温かさと苦みを意識的に味わう。
昨日まで気にしていた小さな問題が、今は遠くに感じる。
大切なのは今この瞬間、この呼吸、この存在そのもの。
風が木々を揺らす音に耳を傾ける。
それはいつもそこにあったのに、聞こうとしていなかっただけ。
急がなくていい。
全ては流れている。
私もその一部。
この小さな気づきの中に、
たしかなへいおんがある。